05 雪の下の野菜のはなし


■雪の下でおいしくなります。
寒い冬の季節に、『凍ってしまわないように』糖度を上げる野菜たちがあります。特別な自然環境のなかで甘みを増して育つ、特別な美味しさです。

寒締めほうれん草
通常30日かけて収穫されるほうれん草。このほうれん草はなんと、2〜3ヶ月かけての栽培です。12月中旬に成長が止まり、そのまま畑に放置されます。あまりの寒さに凍らない様、ほうれん草は体内に等分を蓄えます。それがこのほうれん草の美味しさの秘密。全ての環境がベストに整うと、糖度はなんと20度を超えるのだそうです。ミカンが糖度約12度なので、果物といってもいいくらいの甘さです。

■雪の下人参
6月に種をまいた人参が11月上旬には青々としています。このままほおって置くと、雪が積もり成長が止まります。雪の下で全て人参が眠っています。外気がマイナス10度になっても、雪の下にあるため人参は凍りません。この寒さに耐えることで人参はグンと糖度を上げると言われています。人参嫌いの人にもぜひ食べてもらいたい人参です。ジュースにしても大変美味しく仕上がります。

 


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